【2013/8/19毎日】米軍レーダー 不安、疑問の声相次ぐ 京丹後 尾和、袖志で住民説明会

2013/8/19毎日新聞(地域版)

【米軍レーダー 不安、疑問の声相次ぐ 京丹後 尾和、袖志で住民説明会】

 米軍「Xバンドレーダー」の航空自衛隊経ヶ岬分屯基地(京丹後市丹後町)への配備計画問題で中山泰市長は18日、予定地の尾和、袖志地区のそれぞれの集会所で住民説明会を開いた。尾和区の永美安幸区長は、市長が受け入れの前提として掲げる「市民の安全・安心の確保」について「目に見える形にしてほしい。我々を捨て石にしてほしくない」と述べ、治安維持などに万全の対応を取るように求めた。

 「防衛省の説明だけでなく、市長は直接地元住民の声を聞いてほしい」との声が出たためで、尾和地区では30人が参加した。

 永美区長は米軍基地設置に伴い、160人の米軍人・軍属がやってくることを指摘。交通事故の増加も予想されるとして、基地前の国道178号に歩道を設けるように求めた。

 さらに、改修中の尾和用水について「老朽化が進んでおり、地元負担なしに(改修が)確実に進むようにしてほしい」と求めた。

 女性からは「米軍ヘリやオスプレイはやってくるのか」など不安の声が次々と上がった。

 これに対し、市長は「確認する」と答えた。

 一方、袖志地区では45人が参加。女性らが市長の姿勢について「末代まで住むのは私たち。最初から受け入れオンリーではなく、自治体として責任を持って強い態度を持たないとなめられる。抵抗するところは抵抗しないでなあなあでは日本は変わらない」と疑問の声が上がった。

 米軍基地内に住むのは数人の米軍人だけで、大半は基地外に住むとされるが、居住地はまだ決まっていない。住民からは「市長は市民の安全・安心の確保というが、前提がわからないままなぜ安全・安心と言えるのか」との指摘が出た。

 米軍基地設置に伴う交付金について、女性は「袖志が一番危険。見返りをちゃんと決めてほしい」と訴えた。【塩田敏夫】

写真:「住民で米軍賛成の者はいない」と声が上がった尾和地区の説明会 =京丹後市丹後町で

京丹後市住民説明会 動画と書き起こし
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